EXCEL、VBAプログラミング入門13~フローチャートついて~

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今回は、EXCEL、VBAプログラミングの第13回目で、フローチャートについて説明をさせていただきます。今回の内容は直接的なVBAの説明ではございませんが、プログラミングを学習していく上で、参考になるのではないかということについて記載しました。

今回は、以下のことについて解説を行っています。
1)はじめに
2)フローチャート
3)処理の流れを理解する

1)はじめに
前回は、下図の通り「四則演算」関数について説明をしました。

図1.「四則演算」関数

前回までで、
If 条件1 Then
           条件1に合致する場合の処理
Elseif 条件2  Then
  条件2に合致する場合の処理
Elseif 条件3  Then
  条件3に合致する場合の処理
Else
           それ以外の条件
End If

Select Case 変数
    Case 値1
        変数が値1の場合に行われる処理
    Case 値2
        変数が値2の場合に行われる処理
    Case Else
        変数が値1、値2以外の場合に行われる処理
End Select
は、共に分岐条件であることを説明しました。ちなみに分岐条件とはある条件で処理を分けることができる機能です。実際のプログラム例は、図1.「四則演算」関数をご確認ください。

2)フローチャート
ここでは関連事項としてフローチャートについて説明をしたいと思います。

フローチャートとは処理の流れを図にしたもので、例えば、以下のように記述します。

図2.フローチャートの例(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/フローチャート)

プログラムを処理の観点から捉えると、3つの機能に分類できます。

(1)処理の順序
例えば、図1の四則演算処理では、大前提として処理は上から順に行われます。

(2)分岐条件
これは、前回にも説明したIF文やCase文が該当します。

(3)繰り返し
繰り返し処理については、本Excel VBA プログラミング講座では後半に取り上げていきます。

例えば、図2のフローチャートの例でいうと
ひし形の10<n
の部分で10<nの条件が成立するかを確認しています。

その上段で、
1 → n
で変数nには1を代入していますから、10<nは成立しません。その場合には、NOの方に処理が流れます。

その次の処理で
s + n  → s
となっています。

Sには何も入力していませんので、s ← 0 の状態です。また、nは1ですから、
0 + 1
の結果である1をSに代入しています。
s + n  → s
という記述の方法は数値を累計していく際に使用する典型的な方法です。

次は
n + 1  → n
でnに1を足した結果をnに代入しています。この処理を行うことで、nは2となります。これは処理でよく出てくるカウントアップの記述です。

その後、矢印は 
ひし形の10<n
のところまで戻ります。この処理が繰り返し処理となっています。

つまり、プログラムの構造は「順序」「分岐」「繰り返し」の3つの機能から成り立っています。プログラムを考えるとは、この3つの機能を組み立てていくことがプログラムの本質となります。

3)処理の流れを理解する
ただ、この3つの機能が理解しているとプログラムが組めるかというと残念ながらそうではなく、例えば、図1の「四則演算」関数内で
演算子 As String
という部分ですが、これはこれまでに説明を行ってきた通り、「演算子」という変数を「文字型」として定義しています。

また、関数は
Function 関数名(引数)
   関数の処理内容
End Function
と記述することになっています。

これらの内容はEXCEL VBAのルール的な内容です。ルール的な内容とは、なぜ「As String」は文字型であるかということを考えることではなく、変数の文字型を使用したければ「As String」と記載するというきまりです。

つまり、ここでいうプログラムのルール的な内容は知っているか、どうかということで、考えて分かるものではありません。

一方、プログラムを「順序」「分岐」「繰り返し」で組み立てていくということは、ルールは極めて単純ですが、それらを使って処理をどのように組み立てていくかということを考えなければなりません。

プログラムの本質的な部分は「順序」「分岐」「繰り返し」で処理を組み立てていくという部分にあります。しかし、どうしてもプログラムの勉強をしていると文字型を宣言する際には「As String」と記載するなどプログラムのルール的な部分に終始しがちになりますので、学習している人もそれらに目がいってしまいます。

確かに、プログラムを学ぶとはその言語特有のルール的な部分を覚えなくてはいけませんし、ルール的な内容が全く分からないとどうしようもありません。しかし、その部分をあまり深く追求するのではなく、まずは処理の流れがどのようになっているかを考えていくということが重要です。

そのためには、既に記述されているプログラムを読んで理解できる事が重要ではないかと思います。


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